ブックレビュー



鬱アニメ、という言葉の元祖はこの作品か?

金曜日, 3月 4th, 2011

アニメ、という言葉(作品)がアニメファンの間で人気だ。

もっとも、アニメファンではない人にとっては、アニメ一般がこれほどまでに人々(特に若者)に見られている事を知ったら驚くべき事実といえるだろう。 そのなかでも鬱アニメ、というジャンルが確立しつつある。 定義は無い。 その言葉からそれぞれの人が想像するアニメがそれである。暗いトーンのアニメ、ハッピーエンドではないもの、悲劇などなどだ。

この「ぼくらの」、タイトルからして雰囲気を持った作品は、鬱アニメのさきがけであり、代名詞的な作品といって過言ではなさそうだ。アニメ化されてなおさら人気となった。ジ・アースと呼ばれるロボットに乗って敵を倒すSFストーリーだが、操縦者はすべて子供だ。 エヴァンゲリオンを想起する人も多いだろう。 ファンはDVDで改めて、この独特の鬱アニメの世界観に浸るのも良いかもしれない。

テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.8【最終巻】

  • 販売元:ゴンゾ( 2008-03-26 )
  • 時間:72 分
  • 1 枚組 ( DVD )
  • 定価:¥ 7,980

マンガで分かる心療内科 2巻

金曜日, 3月 4th, 2011

これは傑作だ。 「適応障害」「露出症」「後悔の改善方法」「パニック障害」「親を憎む気持ち」「窃視症」「季節性うつ」「睡眠障害」などなど、十分に読み応えのあるテーマを取り上げている。もちろん漫画なので、読書が苦手な人でもとっつきやすいだろう。 第1巻を読んでいなくとも問題なく読める。

マンガで分かる心療内科 2巻 (ヤングキングコミックス)

  • 著者/訳者:ゆうき ゆう ソウ
  • 出版社:少年画報社( 2010-11-22 )
  • コミック: ページ
  • ISBN-10 : 478593509X
  • ISBN-13 : 9784785935092
  • 定価:¥ 680

体温を上げることは、うつ病予防に効果的か?

木曜日, 3月 3rd, 2011

このところ、体温を上げるとナニナニに良い、というのが流行のようで、書籍など方々で目にする事が多くなった。確かに体内の活動が活発なときは体温が上がる傾向にあるが、その逆が必ずしも成り立つものか?

この本もまた、体温を上げることを奨励している。

子どもの体温を上げれば、学力が上がる!

  • 著者/訳者:川嶋 朗
  • 出版社:阪急コミュニケーションズ( 2011-02-25 )
  • 単行本:152 ページ
  • ISBN-10 : 4484112035
  • ISBN-13 : 9784484112039
  • 定価:¥ 1,365

子供の体温は、そもそも大人より高い。しかし最近の子供は体温が低下していると著者は言う。体が冷えていると、自律神経のバランスが崩れ、やる気ホルモンが分泌されない。さらには精神の状態が不安定になり、キレやすくなったり、状態になったりすることもあるという。
学者であり医師でもある著者はメンタルヘルスに造詣も深いようだ。子供を持つ世帯のみならず、一読の価値がある本といえるだろう。

なぜうつ病の人が増えたのか ~ 冨高 辰一郎

火曜日, 1月 25th, 2011

この本は、精神課の産業医である著者が、近年のうつ病増加について、客観的データに基づいて、今までと視点で論じたものです。 日本におけるうつ病増加のターニングポイントは1999年とこの本では指摘しています。 そして、その年は、バブル崩壊の年である一方、日本でSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害)が初めて認可された年であることから、SSRIとうつ病増加の関連性を切り口に分析しています。 この現象は、日本に限らず、欧米各国等の先進国でも共通しているので、著者はこのSSRI導入後急激にうつ病患者が増加する社会現象を仮に「SSRI現象」と定義しています。 そして、SSRIが導入されると、どの先進国においてもうつ病患者が右肩上がりに増えることをデータで示し、
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躁とうつ ~ 永田 敦志

火曜日, 1月 25th, 2011

うつ病について書かれた本は珍しくない。この本は、躁うつ病の患者本人によって書かれた本である。特にあまり知られていない躁について詳しい内容は、類似の本には無いものである。躁状態がひどくなると、こんな事になるものなのかという事を思い知らされた。身近な人が躁うつ病を発症した際に、早めに発見する為にも必要な情報である。何がきっかけでどういう風に、発病するのかという事が事細かに書かれている。世の中、うつ病についての認知は、大分進んできたようだが、躁病についてはほとんど知られていないのが、実情ではないのかと思う。躁うつ病を理解するためにも自殺を防ぐためにも一読する価値はある。 … 続きは下記をクリックしてアマゾンへ

躁とうつ

  • 著者/訳者:永田 敦志
  • 出版社:文芸社( 2008-01-01 )
  • 単行本(ソフトカバー):165 ページ
  • ISBN-10 : 4286040275
  • ISBN-13 : 9784286040271
  • 定価:¥ 1,260

躁うつ病はここまでわかった ~ 加藤 忠史

火曜日, 1月 25th, 2011

私も10年前からうつ病になり、当時は心療内科医なども あまり知られていませんでした。その当時と比べると 医療も進化し、情報も進化してきました。 うつ病の本で絵本というのは、はじめてではないでしょうか。 そういった意味では、うつ病の私からいうと活字を読むのも つらい症状の方には是非読んで欲しいです。 私の時にもこういう絵本があればなーと思って読みました。 うつ病というものを黒い犬という表現にしているところは、 実際にはその通りで、私も一生黒い犬と暮らしていかなければ いけないという現実。これはまぎじれもない事実で、そこから逃避 する手段はないんです。 この絵本はうつ病ではない人にうつ病を理解していただく、 絶好の本だと思いました… 続きは下記をクリックしてアマゾンへ

躁うつ病はここまでわかった

  • 出版社:日本評論社( 2007-08 )
  • 単行本:213 ページ
  • ISBN-10 : 4535982732
  • ISBN-13 : 9784535982734
  • 定価:¥ 1,680

躁うつ病とつきあう ~ 加藤 忠史

火曜日, 1月 25th, 2011

加藤忠史先生の本は他にも「躁うつ病はここまでわかった」という著書を拝見しましたが、今回の躁うつ病とつきあうという本は、知識というよりどちらかというと先生の患者さんのエピソードが多々載っている感じの著書にお見受けしました。前作の「躁うつ病はここまでわかった」が専門的なことを書いてあったのに対し、今回の躁うつ病と付き合うは様々な患者さんの実体験に近い物語を多数掲載している著書です。但し、患者さんのプライバシーも配慮して一般的に見られる症例を集めた感想を持ちました。専門家の方々には物足りないかもしれませんが、一般の者にとってはどう対応すれば再発しないで済むかという参考になる著書です。 … 続きは下記をクリックしてアマゾンへ

躁うつ病とつきあう

  • 著者/訳者:加藤 忠史
  • 出版社:日本評論社( 2008-06-21 )
  • 単行本:219 ページ
  • ISBN-10 : 453556261X
  • ISBN-13 : 9784535562615
  • 定価:¥ 1,575

躁うつ病 ~ 林 公一

火曜日, 1月 25th, 2011

精神科医の立場から29人の 躁うつ病患者もしくは躁うつ病患者に 似た病気の患者に対しての対処法を詳しく説明しています。 躁うつ病患者と躁うつ病患者を持つ家族が読む良書だと思います。 何回も躁状態やうつ状態を繰り返しているケースや 躁状態ないしはうつ状態が始まると 非常に急激に重い症状になるケースには リーマスをはじめとする気分安定剤を 一生飲んだほうがいいそうです。 63歳で躁うつ病と診断されるケースがあることを知りました。 Wikipediaによれば男性は26歳までに 女性は25歳までに95%が発症すると書かれているので とても珍しい例だと思います。 躁うつ病は家族や職場の対応によって 良くも悪くもなります。 家族にできることは躁うつ病を理解することです。 … 続きは下記をクリックしてアマゾンへ

躁うつ病

  • 著者/訳者:林 公一
  • 出版社:保健同人社( 2009-01-15 )
  • 単行本(ソフトカバー):160 ページ
  • ISBN-10 : 4832703854
  • ISBN-13 : 9784832703858
  • 定価:¥ 1,470

本当に「うつ」が治ったマニュアル (健康人新書) ~ 高田明和

火曜日, 1月 25th, 2011

著者のうつ病体験談の記述が多いのが、正直うざかった。 だが、後の章は実際にうつ病を患っている私にとって共感することと、新たにこんな方法もあるのかと 考えさせられることもあったので、買ってよかったと思う。 先ず、共感したのはうつ病患者にとって、抗うつ剤は効かないということと、実際に抗うつ剤の 正確な科学的、医学的な根拠が不明瞭という点である。 私も、三種類ほど何年にも渡って抗うつ剤を服用してきたが、全くといって効果がなかった経験がある。 抗うつ剤で、うつが楽になった人というのは、本当に効いたのか、本書で記述されているプラシーボ効果 だということは、容易に察することができる。プラシーボというのは偽のことだが、別の意味合いで言うと、 … 続きは下記をクリックしてアマゾンへ

本当に「うつ」が治ったマニュアル (健康人新書)

  • 著者/訳者:高田明和
  • 出版社:廣済堂出版( 2009-05-01 )
  • 新書:231 ページ
  • ISBN-10 : 4331513823
  • ISBN-13 : 9784331513828
  • 定価:¥ 840

忘れる技術―思い出したくない過去を乗り越える11の方法 ~ 岡野 憲一郎

火曜日, 1月 25th, 2011

長期のうつに悩んでいましたが、この本を読んで、 うつ病は過去を忘れられない病気であるということを知り、納得しました。 ある過去がすべてのまちがいのもとだったと常に悔い続け、苦しんできましたが、 それがうつ病のせいだったとすれば、うつ病を治すことができさえすれば、 その悪循環から解放されるのかもしれません。 著者は精神科医であることからも、精神疾患について詳しく、 忘れる技術として物療法を挙げています。 特にうつ病の場合、薬物療法は忘れるための大きな手段となるようです。 「思考制止術を使う」など、本人の意志が必要となる技術も述べられていますが、 状態によっては薬物療法が必要なことも述べられており、信頼できる内容であると思います。 … 続きは下記をクリックしてアマゾンへ

忘れる技術―思い出したくない過去を乗り越える11の方法

  • 著者/訳者:岡野 憲一郎
  • 出版社:創元社( 2006-10 )
  • 単行本:206 ページ
  • ISBN-10 : 442211381X
  • ISBN-13 : 9784422113814
  • 定価:¥ 1,470