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うつ病を、画像撮影で診断か

水曜日, 8月 27th, 2008

うつ病や疲労の度合いを、脳の画像から読み取る研究結果を、香川労災病院(丸亀市城東町3)勤労者メンタルヘルスセンター長の小山文彦精神科医師(46)が発表しました。
実用化されれば、現在DMSなどの形式基準で問診による診断のみしか行われないうつ病診断の現状を、大きく改善する可能性があります。

研究によると、うつ病で不調な時期には脳の一部の血流が低下し、回復期に血流が回復することが確かめられました。
これにより、従来自覚症状や患者との対面で判断してきたうつ病について、誰が見てもわかる客観的評価ができる基準が確認できることになります。

画像は、SPECT(スペクト=単光子放射線コンピューター断層撮影装置)と呼ばれる脳の血流量を測定する診断機器を用いて撮影します。

うつ病の不調期には、前頭葉や頭頂部に血流の低下が認められ、うつ病の回復にともなって、血流は増加した。健康な労働者の画像分析では、明らかな血流の変化はなかったとのことです。

現在は、うつ病でSPECTを用いた脳血流量の診断は保険外診療となるが、小山医師は「レントゲン写真のように、うつの回復や病状を患者の目の前で示すことにより、より効果的な治療、予防が可能になる。職場復帰に際しても活用できる」と話しています。

毎日新聞 2008年8月21日 地方版

ストレスケアネット

うつ病自衛官自殺で、国に賠償命令

火曜日, 8月 26th, 2008

海上自衛隊佐世保基地(長崎県佐世保市)配備の護衛艦「さわぎり」内で自殺した3曹(当時21歳)の両親(宮崎市)が、「自殺の原因は上官のいじめ」と国に損賠賠償を求めた訴訟で、福岡高裁は、国に350万円の支払いを命じました。

判決では、上官の言動によって3曹は、うつ病になったと認定。 「上官は3曹の心身に変調がないか留意、観察して対処する安全配慮義務に違反し、侮辱的な言動を繰り返した」と結論づけました。 2005年6月の1審・長崎地裁佐世保支部判決は、上官の行為を不適切としたが、「指導・教育として社会的に相当な範囲を逸脱していない」と判断。安全配慮義務についても、「うつ病に気づき、自殺の可能性を予見することは困難だった」として両親の請求を棄却しました。

3曹の両親は判決後、福岡市内で開かれた集会で、「国は真摯(しんし)に反省し、裁判ではなく再発防止にエネルギーを注いでほしい」と上告断念を求めたとのことです。

ストレスケアネット


うつ病に脳外科手術 

木曜日, 8月 14th, 2008

カナダで、うつ病の治療に脳外科手術を施す試みがなされています。

MRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影)スキャンの発達により、うつ病における脳の状態が解明されてきました。従来、何もする気にならない、何事にも興味がわかない、といううつ病の症状からして、うつ病の脳は活動性が低下していると考えられていました。
しかし、そうではなく、脳のある場所が異常に興奮していることがわかってきた、との事です。
脳の中心部にある「帯状回」と呼ばれる場所が興奮しすぎて、結果として前頭葉の活動性が低下している、との事です。前頭葉は「意欲の脳」とも呼ばれ、活動性が低下すると何もしたくなくなってしまいます。

そこで、新しい脳外科手術によるうつ病治療として、興奮しすぎた「帯状回」に細い電気刺激用の針を留置して、慢性的に脳を刺激しようとする試みがなされています。
電気刺激で興奮しすぎた脳を鎮めてやるのです。電気刺激用の針や電線は脳の中から皮膚の下を通して、胸の皮膚の下においたペースメーカーにつながれるため、外からはまったく見えません。
カナダで試験的に行われた手術では、鬱病の患者20人のうち、実に6割に効果があったと発表されています。実は韓国でも同じような手術がすでに行われ、よい成績が報告されています。

有効性が確実に検証され、日本で実際の手術が浸透するまでは、もう少し時間がかかりそうですが、もし実証が進めば、かなり画期的なうつ病治療の進化となります。

ストレスケアネット

マイクロソフトの歌姫、松田陽子さん

火曜日, 8月 12th, 2008

インターネット上の仮想世界 「セカンドライフ」 の中で活躍する歌手のニュースです。

 マイクロソフトジャパン歌姫、松田陽子さんがCDデビューイベント開催

  http://blogmag.ascii.jp/secondlife/2008/08/001795.html 

  ASCII.jp 

マイクロソフトジャパンの歌姫「Yoko Tennen(ヨウコ・テンネン)=アバター名」として、同社のセカンドライフの中のイベント「ブロガーナイト」で、生歌ライブを披露していた松田陽子さんが、CDデビューしました。

その記念ライブが今月16日(土)20時~に、セカンドライフ内マイクロソフトジャパンシムにて開催されます。 

松田さんは、癌や、うつ病などを患いながらも、歌手として活躍されている方です。

このお盆休み、セカンドライフに挑戦がてら、ライブを楽しむチャンスです。

 

–☆–☆–☆–☆–☆–☆–☆日時:2008年8月16日(土) 20:00- 21:00場所:Secondlife 内「マイクロソフトジャパンSIM」 当日は、マイクロソフトジャパンのランディングポイントに下記、SLURLより、来ていただければ、会場までの案内が出ています。 Microsoft Japan –☆–☆–☆–☆–☆–☆–☆ セカンドライフへの登録がまだの方は、オフィシャルサイトからの登録が必要です。 –☆–☆–☆–☆–☆–☆–☆ 松田陽子プロフィール:あらゆる国での経験、人生での出来事によって、独特の感性を持つシンガー。ニューヨーク、マリオットホテルにてシンガーとしての腕を磨く。オリジナル曲にはメッセージ性があり、熱烈なファンも多い。プロフ詳細 Yoko Tennenについて(こちらに掲載の内容は前回ライブ分です) 松田陽子公式サイト マイクロソフトユーザエバンジェリストブログ「想いをつなぐ熱中日記」内告知 

チジーディリー@マイクロソフトジャパン

ディスチミア親和型うつ病

日曜日, 8月 10th, 2008

「新型うつ病」という言葉が、メディアでも頻繁に取り上げられることが多くなってきました。

 仕事中はうつ 会社の外では元気 「新型うつ病」大流行の裏側
 8月10日12時15分配信 J-CASTニュース
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080810-00000000-jct-soci

旧来のいわゆるディスチミア親和型、といわれるタイプの、うつ病に近いようですが、ややニュアンスが異なるようでもあります。

一般に、医師はDSM-IV と呼ばれる、米国精神医学会の診断マニュアルを用いることが多いのですが、この定義ではうつ病と診断されるものの、実際は仕事の時だけ具合が悪くなったり、旅行や趣味などの好きなことをやっているときは元気だったりするなど、「本当にうつ病なのか?」専門家でも悩んでしまうケースが出てきているようです。  

社会全体に閉そく感が蔓延し、「鬱的な気分」が支配的になっている向きがありますが、しかしながらそのことと、病理学的な「うつ病」とは、異なります。昨今のメディアで取り上げられている「新型うつ病」なるものがそのどちらにあたるのかわかりませんが、誤解を招くとしたら危険です。 一方で、うつ病についての議論を促す事につながる良い面もあります。いずれにせよこのような昨今のうつ病の傾向については、専門家はもとより、一般に正しい知識、認識が広まる必要がありそうです。

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大阪商工会議所のメンタル対策

木曜日, 8月 7th, 2008

大阪商工会議所は、メンタルヘルス・マネジメント検定で知られるように、従来メンタルヘルスに関する活動が活発な団体ですが、同所では先月より、会員企業のメンタルヘルス対策を支援する新たなサービスを始めました。

3月に施行された労働契約法では、労働者への安全配慮義務が明文化され、企業の取り組み強化が求められていますが、企業の担当者と社員個人を対象とした総合的なサービスは、全国の商工会議所で初めてとのことです。

EAPプロバイダーと提携し、会員企業の人事・労務担当者に、対策への取り組み指導や、心の健康問題を抱えた社員が出た場合に解決のための助言をします。また、社員とその家族向けに臨床心理士ら専門家によるカウンセリングや、メンタルヘルスの問題で休職した人の職場復帰の支援などを行うとのことです。


すべてのサービスを受ける場合、料金は従業員100人以下の企業で年間90万円(税別)、とのことです。

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うつ病引き起こす脳内物質発見か?

水曜日, 8月 6th, 2008

カナダの科学者らが、うつ病や自殺を引き起こす脳内のタンパク質を発見した、と発表しました。

ウエスタンオンタリオ大学のMichael Poulter博士とカールトン大学のHymie Anisman博士らは、

自殺した人の脳内には、ほかの原因で死亡した人と比べて、ある特定のタンパク質が多いことを発見したと発表しました。

博士らによると、このタンパク質は、ストレスや不安を制御する遺伝子を化学修飾

(特定の化学物質を共有結合させ、それまでとは異なる作用を持たせること)するため、

その影響でこの遺伝子が活動停止あるいは機能不全に陥り、

この結果、人はストレスを処理できず自殺に走ってしまうと考えられるとされる、とのことです。

このタンパク質による化学修飾は持続的で、元の状態に戻すことは困難であり、また、うつ状態をもたらす、とPoulter博士は説明します。

「今回の発見は、まったく新たな研究の道につながるはずです。(うつや自殺願望に対する)有望な対処法が開発されるかもしれません」。とも語っています。

【トロント 8月3日 (C)IANS】

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「私はうつ」と言いたがる人たち

火曜日, 8月 5th, 2008

精神科医で、テレビのコメンテーターやコラムニストとしても活躍する香山リカさんが、このところ精力的に、うつ病関連の執筆をつづけています。

うつ病ではないのにうつ病と称する人の状態と、その事の周囲に対する影響や、また本当に困っているうつ病の人々に対する影響などについて、「うつ病セレブ」、「うつ病難民」などの刺激的な造語を交え、香山さん独特の語り口で持論を展開しています。

五木博之さんとの共著「鬱の力」でも、少し論じられているポイントですが、社会全体に蔓延している「鬱」的な感覚と、我々現代人がどう付き合っていくべきかを考させられる本です。

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メンタルヘルス改革:社員が病まない「制度」「風土」「人づくり」

木曜日, 7月 31st, 2008

今月の「日経情報ストラテジー - 2008年9月号-」 では、メンタルヘルスが巻頭特集されています。

本誌は、企業の人事総務など当該部門の担当者は必読と言って過言でなく、企業数社の実態取材をもとに、ポイントをまとめています。

企業の情報システム分野を専門とする月刊誌としては珍しいものの、昨今のメンタルヘルスに関する関心や危機感の高さと、とくにIT業界におけるそれを、象徴しているともとられます。

 特集1

メンタルヘルス改革

社員が病まない「制度」「風土」「人づくり」

武蔵野 小山 昇社長インタビュー

「うちに うつ病になる社員はいない

コミュニケーションを義務化せよ」

「制度」を作り、改善サイクルを回せ

定量的な実態の把握が不可欠

 ・日産自動車、三井化学

相談相手は現場の社員

ボランティア精神が育む助け合う風土

 ・ソフトバンク

コミュニケーション不全がストレスに

自分の意思を伝え合える「人づくり」

 ・日立製作所、JTB

業務改善活動ととらえて対処せよ

社風や企業文化に応じた施策が鍵

なお、以下の編集者談もまた、興味深いものです。

~抜粋~

日経情報ストラテジー9月号で「メンタルヘルス改革」と題した15ページの特集記事を執筆した。

社員のメンタルヘルス(心の健康)を重要な経営課題として見なして、その改善に当たることの重要性を説いたものだ。

IT(情報技術)活用の事例を紹介することが多い本誌としては珍しい。

しかし、取材しているうちにメンタルヘルス改革とIT活用にはいくつかの共通点があると気づいた。

施策を行き当たりばったりに導入するのは好ましくない。

社員の就労状態などをしっかりと把握して、そのうえで必要な施策を打つことだ。

最近、現状把握から対策の立案・実行までを外部のEAP(従業員支援プログラム)ベンダーに頼り過ぎる企業が少なくない。

EAPベンダーは社員のメンタルヘルスの改善に関して多くのノウハウを持つコンサルティング会社である。

社員のストレス状態の把握や、メールや電話での相談窓口の開設などを得意としている。

自力では難しい作業をアウトソーシングするのは良いが、

システム構築と同じで業務を完全に丸投げしては社内にノウハウは蓄積しない。

効果的なメンタルヘルス対策の仕組みを作っている企業では、総務や人事の担当者が産業カウンセラーの資格を取得したり、

ストレスマネジメントの手法について学んだりと非常に意欲的であった。

EAPベンダーと総務・人事のメンタルヘルス担当者の関係は、ITベンダーと企業の情報システム部門のそれに似ている。

メンタルヘルス改善においても社員のストレスの可視化は非常に重要である。

数十問のアンケートから、部署や年齢ごとにストレスのレベルがどのような高さになっているのか、その要因はどのようものなのかなどを分析できる仕組みが大企業を中心に広まりつつある。

EAPベンダーが提供する場合もあれば、簡易版を自社で作ってしまうこともある。

日経情報ストラテジー9月号の特集では日産自動車や三井化学の取り組みを記事にした。

そして最後は経営陣の姿勢だろう。

社長がITに詳しくないからといって専門部署に任せ切りになっていたり、ITが費用対効果の見えないブラックボックスになっていたりすれば、その企業のIT活用は思うような成果を上げられない。

これもやはりメンタルヘルスと同じだ。経営陣が社員のメンタルヘルス問題を経営の俎上(そじょう)に載せることから改革は始まる。

特集では「制度」「風土」「人づくり」という3つの観点で先進企業の取り組みを紹介した。

最近部下や同僚の元気が無くなってきたと不安を覚えている方々には、ぜひ読んでもらいたい。

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ストレスとはなんだろう

水曜日, 7月 30th, 2008

『ストレスとはなんだろう』  杉晴夫

ストレスという言葉は、ウィーン生まれの生化学・内分泌学者ハンス・セリエが1936年に「ネイチャー」誌に発表した論文ではじめて世に出たことは、専門家でよく知られた事実です。
うつ病/鬱を語るうえでも欠かすことのできないこのストレスについて、本書の前半ではセリエ学説の誕生までを、さまざまな生化学者たちの織り成す人間ドラマとして描いています。
ストレス学説がどれほど画期的なものであったか、セリエがどれほどすごい天才であったかなどが分かりやすく描かれています。

次は、自律神経系の働きについて説明します。ストレスに対して人間の体がどのように反応するかを理解することができます。

そして最終章では、生理学的見地からみて「ストレス解消」とはどういう状態を指すのかが語られています。

ストレスに関して近年記されたなかでは、なかなかの良書です。

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