拉致被害者めぐみさんがうつ病
木曜日, 7月 22nd, 2010わが国では連日、北朝鮮の元工作員、金賢姫(キムヒョンヒ)元死刑囚の来日に関するニュースでもちきりです。そのなかで、
「うつ病と聞いたが、そんなに深刻なものでもないと聞いた」と、拉致被害者の横田めぐみさんについて、元死刑囚は語っているそうです。
金賢姫元死刑囚:来日 「めぐみさん、皆を明るく」 両親に思い出語る
「大丈夫。めぐみさんにきっと会える。私たちだってこうやって会えたんですから」。21日に実現した北朝鮮の元工作員、金賢姫(キムヒョンヒ)元死刑囚(48)と横田めぐみさんの両親との初めての面会。拉致という国家犯罪で娘を奪われ人生を翻弄(ほんろう)され続ける両親を、金元死刑囚はこう励ました。金元死刑囚の言葉を、両親はただ涙を流して受け止めた。
金元死刑囚と、めぐみさんの父滋さん(77)、母早紀江さん(74)、双子の弟(41)との面会は涙と握手で始まった。21日午後6時ごろから4時間に及び、金元死刑囚の姿に、早紀江さんは「めぐみの姿と二重写しになり、手を取ったとたん、涙があふれた」。
どんなことでもいい、娘の消息を聞かせてほしいと願う両親に、金元死刑囚は、同僚工作員と離れて住むことになっためぐみさんが化粧品などを買わずに長年節約してためた金で同僚工作員に洋服やかばんを買ってプレゼントしたというエピソードを紹介した。
「いつもみんなを笑わせていた」「うつ病と聞いたが、そんなに深刻なものでもないと聞いた」とめぐみさんについて語る金元死刑囚。早紀江さんは「日本にいた時も落語みたいな表現をして笑わせていたことを思い出し、そういう境遇の中でも皆を楽しませていたんだなと思いほっとした」と目を潤ませた。
金元死刑囚は面会の最後に「大丈夫、めぐみさんはきっと生きていますよ。だから元気でいなくてはだめですよ」と声を詰まらせて語り、早紀江さんを強く抱きしめたという。
早紀江さんは「これまで拉致によってものすごい人生を歩いてきた。もうこんなにふらふらになってしまったが、思いがけず金さんとこうやって出会えた。金さんが言うように、希望をもって、他の被害者とともに一日でも早く救出してもらえるよう、私たちも頑張るから、政府にも頑張ってもらいたい」と話した。【合田月美】
