医師不足

東京都の40代小児科医が、うつ病によって自殺したのは、最大で月8回に及ぶ当直勤務をこなすなど過重な業務が原因として、遺族らが、勤務先だった病院側の安全配慮義務違反などを理由に損害賠償を求めた民事訴訟で、東京高裁は、「過重な業務とうつ病との因果関係」は認めたものの、「病院側が心身の変調を具体的に予見することはできなかった」として訴えを棄却しました。

産婦の救急医療問題が数件ニュースに取り上げられるなど、医師不足の問題に注目が集まっている中での判決でした。

判決の是非に議論はあるものの、本件により医師不足に拍車がかかる事態が憂慮されます。 産科や小児科は医療リスクが高く、労働環境も過酷なため、他の科目より医師不足は深刻です。そのため医師不足が事故や過労を引き起こし、それらによりさらに医師のなり手が不足する、という悪循環にすでに陥っているようです。

行政のリーダーシップによる、長期的、戦略的な医療現場の改善が急務です。

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